PC旧人類に明日はない?

パソコンと戯れて20年以上11代目のパソコンを検討中 であるが、いつのまにか、PC旧人類になっていたようで、時代の流れについていけない。PC旧人類に、明日はないのでしょうか?


PC旧人類の定義

PC(パソコン)に対して古い価値観を頑な変えない人を言います。良く言えば、流行りに迎合せず、確固たる価値観を持っているとも言えますし、平たく言えば、時代の流れについていけない頑固爺ということになるかもしれません。自分が、PC旧人類ではないかと、最近思えてきたのです。

PC旧人類の兆候

11代目のパソコンを検討中の自分は、パソコン誌のノート特集記事などに目を通すようにしているのですが、最新スペックのマシンを目にしても、うきうきするどころか、興味が失せてきてしまうのです先日は、パソコンの寸評にショックを覚えました。Celeron400MHzでは遅い、6GBのハードディスクでは小さい、800x600ドットの液晶は狭すぎるとありました。いつの間に、こんなことになってしまったのでしょうか?確かに、1GHzのCPUが登場する時代なので、ハイエンドの方に目がいってしまうのでしょう。

PC旧人類の所有機器と選定ポイント

現在所有している機器は、いずれも購入から時間が経過しており、スペック的には見劣りするでしょうが、実は、現在でも満足いくレベルにあるのです。それどころか、今でも気にいっている重要なポイントが、最新の機種では選択できなくなっていたりするのです。高速化を追いかけるばかりに、モバイルノートの駆動時間が1〜2時間台というのは馬鹿にしてませんか?薄くするために、モバイル時も微妙な位置決めができる光学式トラックボールを捨ててしまったのですか?B5ノートで液晶解像度を上げても、かえって見にくくないですか?

分類 所有機種 購入時期 選定ポイント
モバイルノート Let's note AL-N2 97年7月 @光学式トラックボールA駆動時間B軽量C高速DTFT(800x600)
PDA HP 200LX 94年頃 @PIMAキーボードBDOS機C駆動時間D軽量
デジカメ DSC-X100 98年11月 @処理速度A軽量

AL−N2は、@19mmのトラックボールA省電力モードで3時間駆動B1.54kgCPentiumMMX/150MHzD800x600ドット、26万色TFT液晶。今では、CPUを高速とは言えないが、その他別に今でも立派なスペックである。Panasonicの企業モデルには、トラックボールモデルも存在するが、16mmとサイズダウンしている。3年近く経過しても、明らかな優位性を感じられないのだ。

200LXは、今見ても、完成の域に達している。ボタン一つで、瞬時にON/OFF(当然レジューム)。フルキーボードは電車で立ちながら打てるのは当然で、急ぎの時は、歩きながら、階段の上り降り時でも可能である。電池は1ヶ月以上持つ。どこでも入手できるアルカリ単3×2本でも良いし、子供が使わなくなった、ミニ4駆の充電電池を使えば、たまにACアダプタを接続するだけで、電池代もかからない。PIMの秀逸さは、ここで言うまでもない。そして、このサイズでしっかりDOSマシン。プログラム開発も可能である。IrDAやPCMCIAカードでノートPCとのデータ交換もばっちりである。

DSC−X100は、とにかく、待たせない。シャッターチャンスが訪れた時、すぐ撮影可能になる。次の撮影までの待ち時間も、ほとんど気にならない。85万画素だが、ホームページの画像には35万画素でも十分なので全く問題が無い。まあ、ズーム機能が欲しいときも無いではないが、最高のスナップデジカメではないだろうか?

PC旧人類が求める改良ポイント

モバイルサイズはB5、液晶は800x600が良い。薄くなくていいから、19mmの光学式トラックボールを採用して。Intelは、CPUの消費電力を半分にMicrosoftは、瞬時に起動・終了でき、リソースの消費を抑えたOSを提供して。そうしたら、1.2kg位で8時間駆動の理想ノートができるよ。


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