雪灯篭祭り2001(米沢)

2001年2月10日(土)、山形県米沢市で2月10日・11日に開催される雪灯篭祭りに遊びに行く。鈍行+新幹線のぶらり旅という事で、結構、時間もかかりましたが、雪に戯れた一日は、とっても楽しいものでした。


鈍行に揺られる旅を楽しむというのも今回の大きなテーマ。新白河−福島間はUNOを楽しみながらマズマズの出だし。福島から奥羽本線に乗換え米沢に向かうのですが、鈍行の本数は少ない上に連絡など考えられていない。そこで、この間は山形新幹線を利用する。時間までホームで待っていると、MAXやまびことつばさの連結シーンを見ることができた。両側で連結部分のカバーを開けて、向かい合っている様は何となく面白い。臨時カメラマンが多数、連結部分に陣取り、写真撮影をする。山形新幹線内は大混雑。指定席車両の通路まで人が溢れ出す。
県境に近づく頃には、周囲は雪・雪・雪。窓の外には、雪の壁が出現。昼頃に米沢着。まずは、腹ごしらえと金剛閣にタクシーで向かいます。ここは、和食、洋食、焼肉と3種類のお店が入っています。我々は、焼肉のお店「阿吽(あうん)」へ。米沢牛の霜降りカルビ、ロース、サーロイン等・・食べまくります。美味い。息子は、すっかり霜降りカルビの虜に(でも、霜降りを塩降りと間違うのはヤメテくれ)。私は、生ビールに気分も絶好調。今回は、息子もデジカメを持参。おいおい、レンズカバーを開けないと撮れないぞ・・。思ったほどの雪はなかったものの、雪の中に埋まる車多数あり。
雪灯篭祭りのメイン会場である、上杉公園まで腹ごなしに歩きます。通路の雪は山のようで、お店の看板に手が届いてしまうところもあります。オープニングまで5時間ほどあるせいか、上杉鷹山公の雪像周辺も、まだ殺風景です。鎮魂の碑には、雪帽子が。駐車場では、観光バスよりも高い雪の壁が。
上杉鷹山公生誕250年ということで今年は、この後もいろんなイベントが企画されているらしい。上杉城址苑内では、伝統工芸の笹野一刀彫りの実演販売が行われていた。大きなツララを発見。雪灯篭は、四角に囲った板の内部に雪を入れ固め、ベニヤ板の定規をあてて、削るところに線を書き入れ、スコップやのこぎりを使って1個1個手作りします。この時期、街の到るところに出現。
上杉神社境内、雪灯篭が並びます。灯が入るのは17:30。暗くなるのが待ち遠しいです。上杉鷹山公の像の前で記念撮影。休憩所で暖を取る家内を残し、子供達と雪合戦で遊びます。とても、病み上がりとは思えない面々。雪は、人を元気にするのかもしれません。それとも、この3人が単にバカなのかもしれません。17:00〜18:30は、細道でコップ酒を。このお店の紹介は、いずれ・・。
氷像のコーナーもあります。ライトアップされると綺麗です。
伝統的な雪灯篭以外にも様々な形状のものがあります。灯が入ると多くの人が出て、夜店が並ぶとおりは、思うように歩けないぐらいでした。土手には、文字が浮かび上がります。帰りの時間が近づいて来たので、シャトルバス乗り場に向かいますが、長い行列にうんざりして、駅まで歩くことにしました。どーん!という音に後ろ振り返ると、会場付近で打ち上げられた花火が見えました。25分ほど歩いて米沢駅に到着。娘は、途中、雪の中に足がすっぽりはまり危うかったです。帰りは、鈍行で福島まで。また、UNOタイム。福島−新白河間は、東北新幹線。やっぱり、新幹線は速い。リクライニングシートに身を沈め、長い一日を振り返るのであった。